マーケティング支援会社マインドシェア

地域マーケティング

地域ブランドづくり(ブランドの構築等)

地域ブランドの成功と失敗を分ける
要因は何でしょうか?
生活者の期待を上回る価値を
提供できるかどうかがポイントです

地域ブランドづくりは、地域ならではの商品やサービスを開発する場合と、地域ならではのイメージを展開する場合に大別されます。どちらにしても、地域側の伝えたい想いばかりが先行してしまうと失敗につながりがち。誰に、どんな価値を提供するのか、ブランド戦略はそこから始まります。

付加価値の高い商品・サービスの提供で地域ブランド化

そもそもブランドとは、いったい何でしょうか?
それは、誰にでもわかる明確な提供価値を通じて、常に生活者の期待を上回るような「満足」を与え続ける「約束」の証。地域が提供できる価値の本質を見誤ってしまうと、いたずらに「高付加価値」などを掲げて商品開発等を進めても生活者には伝わりません。
他にはない、地域ならではの価値を体現できる商品やサービスを開発するには、それらが持つ背景やストーリーを、買い手である都市の生活者にわかりやすく伝えるとともに、生活者の視点から価値を感じてもらえる「刺さる」コンテンツと表現を研ぎ澄ましていくことが重要です。

地域のストーリーを伝えるイメージ展開で地域ブランド化

商品やサービスではない、地域全体のイメージをブランド化していくことも本質は同じです。
地域のブランド化は「地域に対する誇りづくり」の結果です。それは、そこに住む人、そこで働く人の満足づくりであると同時に、来訪者・交流者の満足づくりでもあります。
地域ならではの世界観やストーリーに住民が気づき、それを顕在化させることから始まります。
地域に住む人々が満足感を得て、それがやがて誇りとなっていく。誇りを感じる「ヒト・モノ・コト」を明確化し、訪れる人にそれが伝わると、感動や共感が生まれ、再び来訪したいという気持ちとともに、地域ブランドとして認知されていくのです。
こうした「選ばれる価値」を抽出、表現するため、地域ならではを知る調査やワークショップの実施から、コンセプト策定、戦略立案、具体的アクションプランの立案、実施までの一貫したプロセスをサポートしています。
マインドシェアのブランドづくりは、ブランド浸透のために企画だけでなく、地域と並走していくマーケティングを行っています。

地域ブランドづくり(ブランドの構築等)の成果実施事例

Case1

あしがらブランディング推進事業

クライアント あしがらローカルブランディング推進協議会
※構成自治体:南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町
目的 神奈川県西部にある『あしがらエリア』は、都心から近いエリアでありながら、ほどよい田舎の雰囲気を有する地域であり、豊かな自然、温泉、豊富な農産物など、多彩な魅力に溢れています。近隣にはインバウンド客を含め多くの人が訪れている場所があり、そこから一足延ばして来てもらうことが課題です。そこで、観光振興や認知度・知名度の向上を図るため『あしがらエリア』という広域圏でのブランディングを図りました。
業務サポート領域 ・調査
・コンセプト構築
・アクションプラン構築
・イベント
・クリエイティブ

ブランドコンセプト構築からアクションプラン策定まで
複数自治体の方の意見を集約することで地域の魅力・誇りを統一

ブランディングにあたって第一に、エリア内外の人に対して『あしがらエリア』の統一イメージを醸成すべく、新たなブランドコンセプト開発に着手。

静態資料や公開資料の整理・分析、モニターツアー・ワークショップの開催などを通じて、あしがらエリア共通の地域資源・魅力を再整理し、「千年の湧水、あしがら水源」とあしがらエリアの魅力である「水」に焦点をあてたブランドコンセプトを構築しました。

Case2

地域資源魅力創出事業

クライアント 埼玉県 自治体
目的 産品として米、いちご、イチジクなどの農業が地域の基幹産業。しかし、農家の後継者不足の深刻化、周遊型の観光プログラム不足といった様々な分野の課題に加え、シビックプライドの醸成がうまくいっていないなどの問題がありました。
そこで、観光振興による交流人口の拡大を図る一方、農産物や加工品等の認知度向上やブランド化を通じて消費拡大を目指しながら、農業による観光・交流の賑わいづくりを推進するため、新たな地域ブランドの確立から、プロモーションまでの一貫したサポートを提供しました。
業務サポート領域 ・調査
・コンセプト構築
・アクションプラン構築
・イベント
・クリエイティブ
Case3

平成27年度地方創生加速化交付金プロジェクト

クライアント 鹿児島県 長島町
目的 鹿児島県長島町は、養殖ブリの生産量日本一を誇ります。また、日本で初めてEUのHACCP認証を取得し、27カ国にも輸出しています。しかし、一般消費者への認知度が低いという課題を抱えており、首都圏でのブリを始めとした長島町ブランドの認知度・知名度の向上を図りました。
業務サポート領域 ・全体企画のコーディネート
・地域食材のブランディング手法構築
・販売方法の企画、構築
・プロモーション
・クリエイティブ

首都圏での継続的かつ広範囲なPR手法を開発、コスト削減にも貢献!

首都圏で自治体が行う継続的なPR手法と言えば、アンテナショップの開設が一般的です。しかし、自治体が単体でアンテナショップを構えることは、コスト面での負担が大きく、長島町にとっては実現不可能に近い状況でした。

そこで、都市部のビジネスマンが直面する課題の一つ「ランチ難民」の対策として、キッチンカーを使ったランチの提供に目をつけました。

長島町の美味しいブリをキッチンカーで提供すれば、アンテナショップより数多くの方々に食べる機会を提供でき、アンテナショップのような運営コストがかからないのではないか、さらに移動自体が宣伝活動になり認知拡大を図れるのではないか、という仮説を提案し、即採用となりました。