【大手写真スタジオ様】年賀状のデザイン分析・仮説構築

データ分析・仮説構築
クライアント 写真スタジオ
目的 次年度に向けて、エビデンスを元に購買者に求められる年賀状デザインを明確にしたい
課題 調査や分析を行う社内リソース・ノウハウがなく、活用できるデータも限られたものしかなかったが、購買者からデザインの改善を求める声が挙がっており、次年度に向けての要素分析をしたい。
業務サポート領域 ・年賀状の人気デザインと不人気デザインの要素分析
・次年度のデザイン考案に繋がる仮説を構築


■目次 

▶デザイン改善のニーズと、社内リソースの不足

ママ向けサービスを提供するクライアント様は、次年度に向けた年賀状デザインの刷新を目指していました。

背景には、ユーザー(主にママ)からの「もっと使いたくなるデザインにしてほしい」という声がありました。

しかし社内にはデータ分析や仮説構築のノウハウが不足しており、これまで感覚値での施策立案にとどまっていたのが現状でした。

▶ママが直感的に選びたくなる要素とは?定量分析とインサイト調査で可視化

マインドシェアでは、「年賀状デザインにおける選ばれる理由」を明確にするため、購買データとデザイン要素を掛け合わせた定量分析を実施。

100種類以上の年賀状テンプレートを対象に、発注数とデザインの関連性を分析したところ、色味やサイズ感など些細な違いが購買数に顕著な差を生んでいる事実が判明しました。

加えて、仮デザインを用いたアンケート・インタビュー調査を通じて、「なぜこのデザインが選ばれたのか」というママのインサイトを深掘り。

表層データと生活者心理の両輪から分析を行い、施策に納得感をもたせることができました。

▶子育てママの心を動かすには子年齢別の仮説構築がカギ

特に着目したのが、0歳児・1歳児ママのセグメント。

ー0歳児ママ:年賀状を初めて作るタイミングであり、競合サービスがまだ浸透していない“ブルーオーシャン”層。

ー1歳児以降のママ:既に他サービスを利用しているが、使いづらさや不満を抱えている可能性が高く、スイッチ訴求がカギ。

このようなターゲットごとの状況と心理を踏まえた仮説設計により、ママ向けプロモーション戦略の成功要因が明確化されました。

▶ママへの調査結果を活用し、年賀状テンプレートを制作・リリースへ

分析結果を基に、企業側でママ向け年賀状テンプレートの新デザインを制作・ローンチ。

数値的な大きな成果には至らなかったものの、仮説設計と購買分析の精度の高さを評価され、現在も継続的なコンサルティングやプロモーション施策のご相談をいただいています。

ーお客様の声:「納得感を持って施策を進められた」

これまで自分たちでは購買データを細かく分析までできておらず、なんとなくの感覚値で進めてしまっていましたが、今回依頼したことでより納得感を持って施策を進めることができそうで、お願いして良かったです。

▶プロモーション施策における「感覚」の分析支援とは

サービスの販促や商品設計では、「なんとなくの好み」ではなく、ターゲットの生活文脈に根ざした“選ばれる理由”の可視化が求められます。

マインドシェアでは、感覚とデータの架け橋となる分析設計を通じて、実効性の高いマーケティング支援を提供しています。

▶「選ばれる」デザインには、確かな理由があります。

マインドシェアでは、生活者視点から商品やサービスの魅力を引き出すご支援が可能です。また、ママ層へのアプローチにお悩みの企業様は、ママの知見を持ったマーケターが、貴社のプロモーション課題をサポートいたします。貴社の課題に合わせた分析のご提案も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。