長年続くエコツーリズムの魅力を引き出しつつ、マーケティング視点からさらなる磨き上げを行い、地域の「稼ぐ力」を醸成!

エコツーリズム推進事業業務委託
クライアント 埼玉県飯能市、飯能市エコツーリズム推進協議会
目的 飯能市では、行政と市民が一体となってエコツーリズムを推進し、第4回エコツーリズム大賞の大賞受賞など全国的にも着実な成果を残しています。
しかし、エコツーリズムを取り巻く環境が目まぐるしく変わるとともに、エコツーリズム自体も時流に合った変化が求められるなかで、転換期を迎えた飯能市のエコツーリズムが、より広範な支持を得られるようなエコツーリズムの全体推進サポートが求められました。
業務サポート領域 ・エコツーリズムの全体推進サポート
・ガイド人材育成、研修
・今後の事業推進提案

大きな変革期を迎えたエコツーリズム推進協議会の円滑な運営をサポート

飯能市では、平成30年11月にメッツァパーク、平成31年3月にムーミンビレッジなど多量のPRが投下される施設のオープンが控えていました。これらの施設に多くの集客が見込まれる一方、従来の観光客の流出などが懸念され、飯能市のエコツーリズムのさらなる特徴づけが必要となってきました。
そこで、エコツーリズム推進モデル事業の選定理由の一つ「大都市近郊の里地里山モデル」に、目指す地域の姿を「自然・文化・人のつながりによって発展する活力ある地域」とし、新たな観光のスタンダードをより明確に設定することで「地域の稼ぐ力を醸成」するべく、マーケティングの知見を取り入れエコツーリズムの全体推進サポートを行いました。

即戦力となるエコツーリズムガイドの人材育成

事業を推進する人材育成サポートを2年にわたって実施。
1年目に実施した「エコツアーガイド養成講座」では、それまで実施されていた人材育成の課題を分析し、課題解決のための講座を実施しました。飯能市の地域資源に関する勉強会から始め、参加者を楽しませるツアー企画講座、現在活躍しているガイドによる説明内容のクオリティを担保するためのテキスト作り等を行い、5人のガイドが誕生いたしました。
2年目は、より専門的な講師を招いたエコツアーガイドによる講座や、新たなツアー企画のヒントが得られるようなフィールドワーク、商店や農家の方々とのマッチング等を実施するなど、これまで取り組まれていなかった新たな人材育成プログラムを実施しました。
セミナー風景

マーケティング視点で事業を分析し、時流に合った施策を提案

インバウンドの増加や集客力の高い商業施設の開業など飯能市のエコツーリズムを取り巻く環境分析や、エコツーリズム参加者を対象に実施したアンケート調査、各種データの分析等を踏まえて、飯能市エコツーリズム推進協議会が取るべき施策をマーケティング視点から提案。様々な地域での観光地域づくりを通じて蓄積した知見を生かすことで、地域側が気づいていない課題の抽出や実現可能性が高い解決策を提案することができました。

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