富裕層へ「ただ売っているだけ」から顧客視点の「マーケティング」へ 販促手法を考案

富裕層へ「ただ売っているだけ」から「販促」へ
クライアント 精密機器製造会社
目的 美容機器の拡販プランの導出
課題 販促のためのサンプリング調査

精密機器メーカーであるクライアントは、従来の製品とは異なる分野である美容機器の販促に課題を抱えていました。特にターゲット設定やプロモーション戦略が定まらず、売上に繋がらない状況が続いていました。これに対して、マインドシェアではターゲット層への徹底した調査を行い、効果的な販促プランの策定をサポートしました。

ターゲットを富裕層と明確にした販促プラン

まず、商品価格や特徴から、ターゲットを富裕層に設定しました。この層に対して商品体験を提供し、インタビュー調査を実施。体験者が製品の魅力を実感し、顧客へと転化することを狙ったプロモーションを展開しました。

  1. 富裕層向け会員サイトでの募集
    富裕層に特化した会員サイトを通じて、インタビュー調査の参加者を募集しました。
  2. 説明会開催
    選ばれた参加者に対して、調査の目的や製品の使用方法、商品コンセプトを詳しく説明し、理解を深めました。
  3. 商品体験期間
    参加者に一定期間、実際に商品を使用してもらい、実体験を通して製品の価値を感じてもらいました。
  4. インタビュー調査
    商品使用後に、体験者の美に対する意識や製品の評価、さらにプロモーションやコミュニケーション戦略の効果についてのフィードバックを収集しました。

商品コンセプトを富裕層に伝える具体的販促施策を提案

調査の結果、以下の課題が明らかになりました:

  • エビデンスの弱さ
    製品の効果に対する明確な証拠が不足しているとの指摘があり、信頼性の向上が必要であることがわかりました。
  • におい・デザイン・大きさに関する不満
    富裕層の消費者からは、商品の外観や使用感に対する意見が寄せられ、これらの要素の改善が求められました。
  • 化粧水のランニングコスト
    使用にかかる化粧水のコストが高いため、長期的な使用に対する負担感が指摘されました。

これらの結果から、商品のコンセプトや価値が十分に伝わっていないことが判明。そこで、クライアントには、商品理解を深めるための具体的な販促施策を提案しました。たとえば、体験販売を通じて、消費者が実際に商品を試す機会を増やすことで、製品の良さを直接感じてもらい、購買意欲を喚起するアプローチを強化しました。

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